狛犬でも狛狐でもなく、狛兎がいて、鳥居の無いちょっと珍しい神社があるよと、
浦和市で仕事をしている友人や、Jリーグ浦和レッズのサポーターの知人から教えてもらって以来関心を持ってました。
その神社は、
調(つき)神社 と言います。
行ってきました。
特撮散歩番外地。
訪ねた日:2024年3月7日・4月20日
写真:えふゆ 無断転載厳禁
記事末に広告あります。
所在地
所在地
〒330-0064 埼玉県さいたま市浦和区岸町3丁目17-25
JR浦和駅から徒歩約12分です。
何故 兎さん?
「調」と記して、 ”つき” と読むのですね。
地域ではとても有名で、「つきのみや」さま と呼ばれて親しまれているそうです。
鳥居が無く、犬でも狐でもなく狛兎であることは珍しいですね。
さいたま市公式観光サイト「VISIT SAITAMA CITY」の調神社の項によりますと(調神社の公式サイトは無い様です)、
鳥居が無いことについては、
伊勢神宮に納める貢物(御調物ーみつぎもの)を集積した倉庫群の中に神社が造営されたことで、貢物の搬出入の妨げにならないようにする為だったとか。
「調(つき)」と「月」が同じ読み方であるところから、月待信仰と結びついて、江戸時代には「月読社」と呼ばれたそうで、
月の神様の使いとされる兎が狛に象られることになったのでしょうね。
狛兎の他に境内には手水舎の像や絵馬などに兎さんが配されてます。
神社名については他に、勝負運「ツキ」に懸けて、お参りされる方もおられるとか。
Jリーグ浦和レッズは毎年必勝祈願に訪れているそうで、知人のレッズサポーターもよく訪れていると話してました。
詳しくは此方のサイトをどうぞ。
さいたま市公式観光サイト「VISIT SAITAMA CITY」調神社
photograph
話に聞いてた兎さん。
親子ですかね。
造形がリアルで、ちょっと可愛わしさと怖さもあるかも。
子と一緒の狛狐ってありますもの、狛兎だってねぇ。
由緒書がありますね。
何て書いてあるのでしょう、
由緒
調神社は、天照大御神、豊宇気姫命、素戔嗚尊の三柱を御祭神とする。
延喜式内の古社にして、朝廷・武門の崇敬篤く、「調宮縁起」によれば、
九代開化天皇の乙酉(きのととり、西暦何年?)三月に所祭奉幣の社として創建されて、
十代崇神天皇の勅命により、神宮斎主 倭姫命が参向。
此の清らかな地を選び、(伊勢)神宮に献る調物(貢物)を納める御蔵を建てられ、武蔵野の初穂米・貢物の集積・運搬所と決める。
倭姫命の御命令により、集積物の搬入出の妨げとなる為、鳥居・門を取り払う事になり現今に到る。
と、いった事が記されてるのかな。
灯籠の三日月の形の窓が良いですね。
”月”と結び付いてる?
正面に見えるのが社務所と神楽殿でしょうか。
右手側を見れば、
おっきな兎さんの手水舎
手水舎ですね
いましたね、これも話に聞いていた兎さん
おっき〜
台座にレリーフがありますね。
寝てます。
此方も狛兎
拝殿と神楽殿
拝殿ですね。本殿は拝殿の奥にあって、一般には観ることは出来ないのでしょうね。
さいたま市公式観光サイト「VISIT SAITAMA CITY」の調神社の項によりますと、
本殿の竣工は安政6年(1859年)。総けやき の権現造りという建築様式なんだそうです。
権現造りとは、神社本殿の建築形式の一つで、
本殿と拝殿との間を「石の間」、または「相の間」という棟で連結した造りをそう呼ぶそうですね。
平安時代に始まった形式ですが、日光東照宮でも用いられたことから”東照大権現”に由来して、明治時代以降に「権現造」と言われる様になったそうですね。
そんな言葉があるなんて知りませんでした。
神楽殿。
個人的にこれまでに2回訪ねましたけど、2回とも開いてました。いつもですかねぇ。
3月と4月で、たったひと月で社を取り巻く景色は変わるのですね。
境内の摂・末社
神楽殿の前から境内を見る。
境内の摂社ですね。
調宮天神社(てんじんさま)
御祭神は学問の神さま、菅原道真公なのだそうです。
御神徳は学業成就、書道上達なのだそうです。
だから、絵馬が沢山提げられてるのですね。
調宮天神社の並びに、金毘羅神社があります。
此方の御祭新は大物主命だそうです。
何故か由緒を説明するものがないのです。(見落としたかな?)
金毘羅神社の参道には鳥居があるのですね。
神池のうさぎさん
神楽殿のそばに、
神池ですね。
神池の水面にも兎さん、神さまの使いが居られます。
しっぽ
お不動さま
生涯の影ある秌(秋の異体字)の天地かな かな女
女流俳人 長谷川かな女 の句碑
高浜虚子のお弟子さんで大正・昭和初期を代表する女流俳人。
新天地・浦和を愛して、ここを生涯の地と決めた秋の日、という心境をしたためた句なんだそうです。
すみません、えふゆ は俳句に明るくなくて。
調神社のご近所の住われて、創作活動をされていたと解説されてますね。
お稲荷さま
神池の辺りには、
お稲荷さま、なのですね。
一つ前の代の本殿が移築されて、境内末社の稲荷社本殿になってるそうです。
総けやきで造られた 一間社流造りという形式だそうです。
一間社(いっけんしゃ)流造りとは、小規模な神社本殿の建築形式で、
破風を側面にした切妻屋根で正面側に庇(ひさし)の様に前方に張り出し、その正面に柱2本で間口が一つのスタイルの形式のことなんだとか。
一般に間近で観れる機会はあるのですかねぇ、”巨大保護ケース”で覆われてます。
神池を回って、
帰りましょうか。
南側から境内を出ます。
調神社境内外の南側に隣接する「日蓮上人駒つなぎの欅」
佐渡に流刑される途中の日蓮上人が此処に立ち寄った際に駒(馬)と繋いだ欅だそうです。
その折、難産の女性の為に祈ったところ、その女性は楽に出産できたことで、安産祈願のシンボルになったとか。
調神社境内外の北側に隣接する「調神社の欅」
巨木です。
「日蓮上人駒つなぎの欅」と対をなす様な位置にあります。
御朱印
調神社の御朱印です。
初めて訪れた時は御朱印帳を忘れてしまいまして、拝受が叶いませんでした。
調神社の御朱印は書き置きは無いのですね。
また、特定のお寺の名称が記されている御朱印帳も、受け付けては頂けないそうです。
まぁ、本来そういうものだと聞いてますけどね。
此処まで見ていただきまして ありがとうございます。
次回予告です。
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DMMプレミアム次回予告
胡蝶しのぶ さんの産土神社の予定です。
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