

宮崎県の高千穂を旅行しました。
観光スポットだけど、ほぼ誰も居ない早朝の高千穂神社の様子を観れました。

今回は高千穂旅行の個人的備忘録みたいな記事でしょうか。
宿泊したホテルから徒歩で約5分くらいの場所に高千穂神社はありました。
朝食前にホテル周辺の散歩の時に行ってみました。
実は高千穂神社は時間に余裕が出来たら行ってみよう、くらいに考えていたのですけど。
訪ねた日:2025年5月11日・12日
写真:えふゆ 無断転載厳禁
記事中に広告あります。
高千穂神社はどんな神社?

所在地
〒882-1101 宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1037
日本の神話のゆかりの地 宮崎県の高千穂。
高千穂町観光協会のサイトによれば、
高千穂神社は、高千穂郷の八十八社の総社で、約1900年前の垂仁天皇の御代に社殿が創建された神社だそうです。
神社本殿と鉄造の狛犬一対は国指定の重要文化財なんだとか。
御祭神は高千穂皇神と十社大明神。
高千穂皇神とは日向三代と配偶神の総称。
十社大明神は三毛入野命をはじめとする10柱を祀っているとか。
御祭神
高千穂皇神(たかちほすめがみ)
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)、木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)、豊玉姫命(とよたまひめのみこと)、
鵜鵝草葦不合尊(うがやふきあえずのみこと)、玉依姫命(たまよりひめのみこと)
十社大明神(じゅっしゃだいみょうじん)
三毛入野命(みけぬのみこと)、鵜目姫命(うのめひめのみこと)の夫婦二柱のほか、二柱の御子の八柱の神。
他に七柱の神さまが合祀神として祀られてます。
農産業、厄除、縁結び、夫婦円満の神として広く信仰を集めているそうです。
高千穂神社の公式サイトは無い様ですので、以下のサイトをご覧ください。
ちなみに旧Twitter(X)に高千穂神社の公式アカウントがあります。
photograph 高千穂神社

時間は午前6:33。
宿泊しているホテルが面してる「神殿通り」という通りを真っ直ぐ(地図的に南西方向)歩いていくと、多分大体5分くらいで鳥居が見えてきます。
ちなみにこの写真を撮った処で右手側を見ると、

川端康成の碑がありました。

拝殿正面へ導かれる鳥居。向かって右側には観光バスを数台止められる駐車スペースが広がってます。
時間は6:35。観光バスは1台も駐車してません。日中は観光客で賑々しいのでしょうね。

鳥居の写真を撮ったところに天鈿女さま。
鳥居をくぐる

鳥居をくぐります。


鳥の囀りくらいしか聞こえてこない感じの空気感。

由緒書き。
神武天皇の兄 三毛入野命が、神武東征の途中で高千穂に帰還後、日向三代の神を祀られたことが始まりと記されてます。


石段の手前、由緒書きの並びに手水舎

手と口元を清めて振り返る。清々しき朝の光。

手水舎の向かい側。お祓い所なんですって。何も無さそうですけど。


狛犬。
台座部分に「本殿 国の重要文化財・指定記念」と刻まれてます。
比較的新しく設置されたのかな。
仔狛犬が二頭もいる

掲載写真はトリミングしましたけど、こちらの台座には
「皇紀2664年 平成16年4月16日」と刻まれてました。

石段を登った正面に、
拝殿・本殿

拝殿です。



高千穂では4つの神社(天安河原を含めると5社)を訪ねることができました。
参拝の時、神社を訪ねることが出来たことに感謝を伝えましたけど、お願い事はあまりしなかったのです。
しょっちゅう訪ねて行けるわけではない(最初で最後だと思えるし)神社でお願い事することに気が引けて。
でも折角のパワースポットですからね、図々しくお願い事してもよかったかも、と今はちょっと後悔。

拝殿を背にして石段の方。向かって右側には「秩父杉」、向かって左側に社務所です。

境内の社務所のある方。社務所はまだ開いてる時間帯では無いですね。御朱印は諦めるしか無いですね。
(そもそも来るつもり無かったくせに)

こんな景色の境内に佇んでいて思い当たったのは、
早朝の神社境内で過ごす時間って人生初だったのでは、
と思えまして。
そんな神社が高千穂神社だったことが何となく嬉しい気持ちになりました。
ただそれだけの事だんですけどね。
厳かで悠久な刻を常に纏っている様な雰囲気の境内は、あまり賑々しくない時間帯だからこそ印象に残る気がしますね。(そもそも来るつもり無かったのに。いい歳して現金だな)


えっくす?
拝殿の後ろにある本殿の見れる方に回ってみます。

拝殿の後方にある本殿。

国指定の重要文化財なんですね。
脇障子の像は悪鬼(荒神)を退治する三毛入野命(みけぬのみこと)

国指定重要文化財であることを記してますね。
「五間社流造」って何ですか?。(検索して分かりましたけど、ここでは端折ります)

この神社で祀られる神様の一柱、三毛入野命(みけぬのみこと)
神倭伊波禮毘古(かむやまといわれびこ)、後の初代天皇とされる神武天皇の兄で、神武東征の途中に荒海で亡くなったと記されてますけど、高千穂での有名な言い伝えでは高千穂に帰還した後に鬼八退治をしたそうです。
鬼八は周辺の村落で悪さばかりしていた悪鬼(ダークサイドの神)で、三毛入野命が退治して鬼八に拉致られた娘を救出して妻に迎えたとか。(その妻が、鵜目姫命(うのめひめのみこと))

何度退治しても蘇る鬼八を、最後は三つに刻んで埋葬すると蘇ることはなくなったとか。
三毛入野命が手にしているのは鬼八の足だそうです。

鎮め石

本殿のそばにあるのは、

鎮石
垂仁天皇の勅命で、この国で始めて、伊勢神宮と高千穂神社が創建された際に用いられたと云われる鎮石、と解説されてますね。

この石に祈ると、人の悩みや世の乱れが鎮められると言われてます、とも記されてますね。
観光タクシーの運転手さんによれば、霊感のある方が石に手をかざすと、ビリビリ感じたり、重く感じたりするらしいです、なんて言ってましたね。
神楽殿

拝殿・本殿の向かって右に並んでいるのは、

神楽殿ですって。
外観は何だか神楽殿のイメージではない気もするけど・・・。

翌日、観光タクシーの運転手さんが案内してくれまして、建物内を見ることができました。
御座敷?。もしくは、舞台が設置された村の集会所の雰囲気を感じるのですけど。
此処で毎夜、「夜神楽」が行われてるそうですね。
全部で33場面のうちの4場面を1時間くらい演じられるとか。観覧は有料。
(えふゆ一家は、移動と雨天の観光で夜は疲れてしまい観に行かなかったです。)

神楽殿の前の巨樹


神楽殿脇のスロープ。駐車場へ降りて行けます。

拝殿の前に戻ります。

巨樹の境内


樹齢800年の「秩父杉」
源頼朝は天下泰平祈願の代参として畠山重忠を派遣したそうです。その忠重が手植したのがこの秩父杉だそうですね。八百年を経た現在も社頭高く聳えてますね。
と、手水舎横の由緒や秩父杉傍の解説板に記されてますね。

畠山氏の出身が秩父だったので秩父杉と呼ばれたそうですね。
高さ55メートル。一枚の写真に全体は収まりませんね。


幹が一つに繋がってる二本の巨大杉「夫婦杉」。
パートナーと手を繋いで周囲を三周まわると幸福になれるとか。夫婦円満の他に、良縁成就や子孫繁栄にもご利益があるとか。



此方は何でしょう?

「荒立神社と四皇子社」
荒立神社の御祭神ご夫婦二柱と、神武天皇とその兄弟神四柱を祀ってる社、ということですね。

「荒立神社と四皇子社」の辺りから境内を見てます。

そろそろ朝ごはんの時間かな。(過ぎてた)

お邪魔しました、素敵な時間をありがとうございます。

この日は予報通り午後から雨降り。
柔らかで眩しい貴重な日差しです。
此処までご覧下さいまして、ありがとうございます。
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鉄の狛犬と御朱印

早朝に訪ねた翌日に、また来ました。観光タクシーの運転手さんの案内で。
拝殿の両脇は廊下の様なスペースがあるみたいで、

その両廊下(の様なスペース)に、国指定の重要文化財である、鉄造の狛犬が展示(?)されてます。
拝殿の外、窓ガラス越しに見れます。(外の景色が映り込みますね、写真)

廊下・・・倉庫の様にも見えるけど・・・。

こんな感じの処から見れます。足を滑らせないように。

時間は午前10:33。お昼ごはん前の時間ですけど境内は観光客で活気があります。
御朱印を拝受できそう。社務所前も賑々しかったです。
御朱印

右は通常頒布の御朱印。左は菊とチューリップの限定御朱印。

もう一つ、見開きサイズの限定御朱印。
高千穂神社公式の X(旧Twitter)アカウントによれば、限定御朱印は二つとも、4月に斎行された春祭りから頒布されたようですね。

限定御朱印には特製クリップが一つ付いてきます。
素敵なデザインです。
最後までご覧くださいまして ありがとうございます。
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