東京都北区王子の装束稲荷神社へ行ってきました。
この散歩記事は特撮ロケ地ではないことを最初に申し上げますね。
でもよろしければご同道くださいませ。
特撮ドラマの撮影場所を訪ねに王子を訪ねたのは2023年11月です。
個人的に王子に来るのは久しぶりだったのです。
その時の目的地は「北とぴあ」と「音無橋」なのですが、
何故だか急に他にも寄ってみたくなって、王子稲荷神社とか、装束稲荷神社にも行ってみました。
王子稲荷神社は以前にも何度か行ったことがあるのですが、装束稲荷神社は初めてでした。
「北とぴあ」と「音無橋」の記事はこちらです。
北とぴあ
音無橋
訪ねた日:2023年11月2日 2024年1月11日
写真:えふゆ 無断転載厳禁
記事末に広告あります。
目次
最寄り駅と順路
最寄り駅はJR王子駅です。
王子駅から装束稲荷神社までは徒歩約5分です。
JR王子駅は改札が3つあります。北口改札(赤羽・浦和方面より)を利用しました。
Googleマップでは、王子駅〜装束稲荷までの順路を指定すると、何故か改札口から少し離れた「北とぴあ」の辺りからスタートしてますね。
でも「北とぴあ」を左手に北本通り(国道122号線)を歩いていけば、あとはGoogleマップが示す通りですね。
装束稲荷はどんな神社? 歌川広重も描いた有名な伝説
神社仏閣や神さまについて詳しくないのにお話しますね。
詳しくないので、神社に設置されている解説板に記されている内容に拠らせてもらいますね。
神社の脇に装束稲荷神社についての説明が二つ設置されてます。
一つは東京都北区教育委員会(平成9年設置)のものと、
もう一つは、装束稲荷神社 装束稲荷奉賛会のもの(昭和29年設置)です。
装束稲荷奉賛会による解説
東京都北区教育委員会による解説
内容は前半部分は ほぼ同じなのですが(大きく違っていたら大変だ)、
二つの内容を要約すると(出来るか?)
かつて王子の辺り一帯は野原や田畑ばかりで、その中で榎の大木が聳え立ってました。
そこに社を建て、王子稲荷神社の摂社として祀られたのが装束稲荷神社なのだそうです。
有名な言い伝え
装束稲荷の社名の興りとして伝えられるお話は、
毎年大晦日の夜に、関東八カ国の狐たち(稲荷のお使い)が社に集まり、榎の大木の下で衣装を改めて王子稲荷神社に参詣したのだとか。
榎の大木は「装束榎」と呼ばれる様になるのだそうです。
王子稲荷神社へのお参りの際に狐たちが灯す狐火によって地元の人々は翌年の田畑の豊凶を占ったのだそうです。
江戸の人々は商売繁盛の神さまとしてお稲荷さんを厚く信仰しました。
王子稲荷神社へのお参りは盛んで、王子稲荷神社とともに、装束榎と狐火の言い伝えも世間に広く知られる様になります。
歌川広重(安藤広重)も浮世絵のモチーフに用いているのですね。
近代から現代にかけて
明治中頃になって榎の大木は枯死してしまい、
昭和4年(1929年)に装束榎は道路拡張の際に斬り倒されてしまうそうです。
その際に装束榎の碑が現在の地に移されて後、この榎を記念して装束稲荷神社が設けられたそうです。
昭和20年4月13日の大空襲のとき、猛烈な勢いで東南より迫った大火が、この場所で止まり、西北一帯を火難から救った出来事は有名な事実として記録されているそうです。
現在の社殿が設けられのが昭和29年だそうです。
平成5年(1993年)、歌川広重の浮世絵に描かれた、王子の狐火の言い伝えを再現しようと、地元の人々によって、王子「狐の行列」が始められます。
毎年大晦日から元日にかけて、除夜の鐘とともに狐の面を被った人々の行列が装束稲荷神社から王子稲荷神社までの道をお囃子と一緒に歩きます。
ということだそうです。
↓詳しくはこちらのWebサイトをどうぞ
装束稲荷神社 photograph
2023年11月
鳥居は正面(東側)と南側に二つあります。
ジオラマ感のある小さな神社ですね。
右側の、鍵を咥えた狛狐さん
無人の小さな神社なのですが、境内はとても綺麗です。
左側の、宝玉を咥えた狛狐さん
この狐さんたち、何だか既視感があるなぁ、と思ったのですが・・・、
王子稲荷神社の狐さん(色々なルックスの狐が居ますけど)と何となく似てませんか?
境内から見る正面の鳥居の方
境内から南側の鳥居の方
南側の鳥居です。
神社の斜め向かいにある雑貨屋さん「ヤマワ」さん。
装束稲荷神社は無人の為、御朱印(5種類あります)はこちらのお店で扱ってますよ。
けど日曜日はお店が定休日の様で、参拝が日曜日の場合、御朱印は手に入りませんね。
2024年1月
緑が無い。
緑が無いと”こざっぱり”した感じです。
雑貨店「ヤマワ」さんの並び
あっぺんでっくす 「風都」にありそうなモニュメント
ちょっと寄り道です。
王子駅近くの王子駅前公園です。
風のモニュメント(エコノキ・エノキ)というそうです。
装束榎をモチーフにして地元王子の”言い伝え”と未来的イメージを重ねてるみたいですね。
フューチャー&パストですねぇ
モニュメント上部に小さな風車が幾つか付いてますね。
環境・エネルギー問題についての啓発もテーマに織り込んでるみたいですね。
なんだか仮面ライダーWの風都にもありそうなモニュメントですね。
因みに、
車道を挟んだ向かい側に「お札と切手の博物館」があるので、此処も何となく寄ってみました。
紙幣や切手の歴史や国内外のお札が展示されてます。
(写真に写っている告知POPは期間限定の特別展のものです)
此処まで見ていただきありがとうございます。
今後も時々、特撮ロケ地以外も散歩して来ようと思ってます。
いずれ王子稲荷神社にも行ってみようと思ってます。
以下は、えふゆ個人のお話なので、スルーして下さっても構いませんよ。
私情? 王子の記憶
王子には住んだこともないですし、親戚も知人友人もおりませんが、何となく縁が無いわけでもないのです。
子供の頃、小学校の遠足か、校外活動だったかで飛鳥山公園に来た事があり、
その前後に家族でも遊びに来たり、成人してから友人と花見に来たりしてました。
王子東映という映画館があったのです。
こちらも子供の頃、何度か行ったことがあります。
その映画館で観た映画は、大体アニメで、今思い返せる作品は、竹宮恵子原作の「地球へ」や、「宇宙戦士バルディオス」の劇場版だったかな。
当時映画鑑賞といえば大抵は上野、日比谷、池袋、新宿へ行っていたのに、何故時々王子だったのかな?
随分前に映画館はなくなってるようですね。
駅の近くの路地裏に画廊がありまして、ある時期参加してた絵描きサークルがグループ展をその画廊で開いた時、自分も参加しました。(何故 王子のギャラリー?)
今回歩きまわってみたら、画廊も見当たりませんでした。
装束稲荷神社の近くのビルで、わずか一年間だけど仕事していたこともありました。
装束稲荷神社を囲む様に建っている建物はあまり背丈の高くない建物で、職場のあったビルはそれらのビルより、ほんの少しばかり高かったのでしょうね、
職場のあったビルの5階の窓から見える景色に、建物の谷間にわずかに幾本かの登りの様なものが時々見えていて、なんだろあなぁ、と思いながらも当時は関心が向かなくて行くことは無かったです。
良い思い出の多くなかったその職場も無くなってました。
でも何で今更、装束稲荷神社に来てみようと思ったのかな・・・。
次回予告
次回は特撮ロケ地です。
がお〜
広告