

東京都荒川区、
日暮里駅周辺とその隣駅、西日暮里駅周辺の
特撮ドラマ撮影場所を訪ねてみようと思います。一応三回の予定です。
今回は、日暮里駅から徒歩約4分、
仮面ライダーV3の最終回(最終回の放送は1974年2月)に登場した、
芋坂袴線橋です。

訪ねた日 2024年7月3日
写真 えふゆ 無断転載厳禁
所在地と順路
所在地
日暮里駅
東京都荒川区西日暮里2丁目
芋坂袴線橋
〒116-0014 東京都荒川区東日暮里5丁目55芋坂
日暮里駅ー芋坂跨線橋の徒歩順路
芋坂跨線橋へは南改札からの方が近いですね。
ちなみに赤羽駅からの順路は、京浜東北線で日暮里駅まで6駅約13分ですが、
京浜東北線が快速運転の時間帯は、田端駅で山手線に乗り換えて日暮里駅下車ですね。
日暮里駅~芋坂袴線橋

芋坂袴線橋へは日暮里駅の南改札の方が近いと思うのですが北改札に出ました。
個人的な事なのですが、
17、8年くらい前に、この辺りでは有名な商店街にして観光地である谷中銀座を抜けた先辺りにあった会社で仕事をしておりまして、
日暮里や谷中銀座を訪ねるのは、その時以来というわけではないのですが、暫くぶりだったので少し周辺を歩いてみたくなりまして。
下御隠殿橋(しもごいんでんばし)

日暮里駅北改札を出た処(東口へ降りない)、目の前の通路が駅の東西を繋いでいる下御隠殿橋(しもごいんでんばし)という跨線橋(こせんきょう)ですね。


北改札の西側

ふと足元をみると、日暮里駅のキャラクター「にゃっぽり」・・・か?なんか違う?。
オフィシャルなのか、何処かの誰かの落書きなのか・・・どうでもいいや。


西日暮里駅方面の景色


新幹線の他に、山手線、京浜東北線、高崎線・宇都宮線、常磐線に京成線(高架)が見れるのですね。
鉄道ファンや電車好きのお子さんと保護者の方にとってはご存知ですよね。

バルコニーの部分は「トレインミュージアム」と名付けてられてるみたいですね。

駅南改札へ通じる「紅葉橋」の方へ降って行くスロープ

下御隠殿橋の方

駅東側へ降りる階段とエレベーターでしょうか、
再開発で駅前にタワマンが建ってからは行ってないかもしれないなぁ。
今回の目的地ではないので、後で行ってみようと思っていて忘れました。(周辺を見て歩きたいとか言いながら)
現在はどんな様子なのでしょうね。
芋坂跨線橋へ

駅構内に戻ってから、路肩に沿ってスロープを降ります。
個人的には自転車で昇り降りした記憶があります(何十年前だろ)。
写真左手側は、何十年も前には東口のロータリーと駅を結ぶ階段があったはずですけど、現在はビルで埋め尽くされて無くなってますね。


スロープを降りたところに紅葉橋です。
階段を登ると駅南改札へ行けますけど、今はスルーして、

階段の並びの歩道を進みます。

暫く行くと左手側に「善性寺」というお寺があります。

向かい側に「羽二重団子」

その「羽二重団子」の脇の通り、この辺りが「芋坂」の”一方の端”なのだそうです。
その「芋坂」を行きます。



「王子街道」標石の背後に、

正岡子規句碑
どんな句が刻まれてるのか、この写真ではわからないですね(現地で見ても、ほぼ同様でした えふゆは)
” 芋坂も団子も月のゆかりかな 子規 ”
羽二重団子は、正岡子規、夏目漱石、田山花袋、他の作品に「芋坂」の名とともに記されているそうですね。(恥ずかしながら、読んでないです)
そういえば、此処から歩いていけるところに、正岡子規が晩年を過ごした「子規庵」がありますね。
でも俳句への関心はちょっと薄くて、正岡子規は、司馬遼太郎の「坂の上の雲」や江川達也のコミック「日露戦争物語」に登場する愛すべき登場人物という感じです個人的には。

京成線の高架の方へ緩やかな登り、坂ですからね。




芋坂跨線橋に到着です。
芋坂跨線橋 photograph




常磐線のホームが近いですね。
判りづらいですけど、右の京成線の高架、スカイライナーAE形が近付いてきます。


仮面ライダーV3、2021-22年にかけて地上波での再放送(TOKYO-MX)観てました。
この跨線橋は以前から知ってましたけど、まさか最終回に登場していた橋が此処だなんて。
昭和の雰囲気です。

風見志郎がデストロンのアジトへ向かってバイクで疾走した此処は、歩行者専用でしょうね。
バイクで走っちゃダメじゃん(バイク持ち込む自体が面倒そう)

鶯谷駅方面の景色ですね。


日暮里駅南改札方面の景色

遮蔽物が少ないので、鉄道写真の撮影場所としてはよく知られているそうですね。

東京スカイツリーです。

跨線橋を渡った眼下に広場(台東区立芋坂児童遊園)。



V3本編映像だとこの辺りから撮影されたのでしょうね。
映像ではフェンスは緑色でした。



広場をぐるっと行き止まりの方へ降りて行きます。






跨線橋の方へ戻って来ました。

芋坂についての解説が記されてますね。
芋坂は、坂を登れば谷中墓地で、降れば羽二重団子の店舗横から善性寺の前へ通じていた坂です。
鉄道を通す為に崩された箇所に架けた橋「芋坂跨線橋」に僅かにその名を残しています。
坂の名前は伝承によると、この近辺で自然薯(じねんじょ、山芋)が取れたことに因んだとか。

坂を登って墓地を背にした位置から跨線橋の方をみます。
芋坂のもう一方の端へ行ってみます。

緩やかに”うねうね”したクランク状の道を登って振り返ってます。

傾斜がなくなったこの辺りが、”もう一方の端”でしょうか。
そこでまた来た方を振り返ってます。

上の写真は、谷中霊園管理所で頂いた「東京都谷中霊園案内図」からの抜粋です。

芋坂跨線橋から坂を登って来る間、左手側は、ずっと墓地(谷中霊園)と接してます。
傾斜がなくなった辺りから先の道は左右が墓地です。
此処までご覧下さいましてありがとうございます。
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次回予告、を兼ねてもう少し散策

傾斜のなくなった通りを道なりに行けば、広大な谷中霊園の中を歩くことになりますね。
日中はよい散策路ですね、外国からの観光の人々(だと思うけど)が散策してますね。

霊園の中央通り、「さくら通り」。桜の樹の並木で、春に此処でお花見したことあります。
現在できるのか知りませんけど。
ちなみに、
中央通り、と言いましたけど霊園の全体図をみると「中央」とは言い難い気もしますが、
「東京都谷中霊園案内図」の”谷中霊園のあらまし”文章に記された”中央園路の桜並木”に準じてます。
真っ直ぐ歩いて行くと、

「さくら通り」と「ぎんなん通り」が交差する角に天王寺駐在所、隣接する公園には五重塔跡があります。
天王寺駐在所は東京で唯一の駐在所と聞いたことがあるのですが、警視庁HPの、天王寺駐在所を紹介してるページにはそんな記述はありませんでした。
駐在所は、実際には東京23区内で59ヶ所あるそうです。どこでデタラメ吹き込まれたのか・・・。

この霊園には、徳川慶喜や渋沢栄一をはじめ、様々な業界で名を馳せた著名人の墓碑があるのですね。
さて、「さくら通り」を進んで、紅葉坂という坂を降りると、

紅葉坂の階段を降りて右手に

日暮里駅南改札へ通じる「紅葉橋」、

真っ直ぐ行くと、

北改札西口に出ます。
此処から延びる御殿坂を登って、降って次回に。
今回も当サイトをご覧下さいまして、ありがとうございます。
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次回予告

桃色の宇宙海賊が、庶民の生活に興味津々で散策した、有名な商店街で観光地。
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