

東京都北区の飛鳥山公園を散策中です。
旧渋沢庭園の青淵文庫を観て来ました。
訪ねた日:2025年2月26日・3月7日
写真:えふゆ 無断転載厳禁
記事中に広告あります。
所在地と概要

所在地
〒114-0024 東京都北区西ヶ原2丁目16-1 旧)渋沢庭園
概要、どんな施設?

現在は飛鳥山公園の一部として一般開放されている旧渋沢庭園。
公園内の解説版によれば、
渋沢栄一の飛鳥山の邸は「曖依村荘」(あいいそんそう)という名称なんですね。
中国の文学者、陶淵明(365ー427年)の詩の一節からの引用なのだそうです。
渋沢栄一は1879年(明治12年)から別荘として、1901年(明治34年)からは本邸として此処で暮らし、此処で生涯を終えたそうです。(1931年・昭和6年)
飛鳥山邸「曖依村荘」は、往時は8470坪、約2800㎡の敷地面積に、西洋館と日本館から成る母屋(本館)や茶室などがありましたけど、1945年(昭和20年)4月の空襲により焼失してしまったそうです。
邸の敷地内の建築物では「青淵文庫」と「晩香盧」が現存してます。大正時代に建てられた建築物で、いずれも国指定文化財となってるのですね。

旧渋沢庭園は飛鳥山公園内でフェンスに囲われてまして、ゲートが数箇所あります。
入場無料で、入場できる時間が決まってます。
詳しくは
をご覧下さい。

旧庭園内の入場は無料ですが、「青淵文庫」「晩香盧」の見学は有料です。
チケットは「渋沢資料館」のカウンターで。
料金等詳しくは

2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公にもなった渋沢栄一については、説明の必要は無いですね?。
1840年 現在の埼玉県深谷市で農業・商業を営む家に生まれる。
縁あって一橋慶喜の家臣となったのち、近代の日本経済の礎を築く実業家として約500社に昇る株式会社や銀行の設立に関わりました。(ざっくりはいつもの事で)

ちなみに「青天を衝け」が放送されていた頃、渋沢資料館の並びにある飛鳥山博物館で、「大河ドラマ館」が開催されてました。

渋沢資料館の目の前に青淵文庫が背中を向けてます。

こちらがチケット。
この一枚で「渋沢資料館」「青淵文庫」「晩香盧」の3つを見学できます。(300円)

旧渋沢庭園内へ。
photograph 青淵文庫

「丸芝」へ



ま〜るく仕切られた芝の広場

青淵文庫ですね。
1925年(大正14年)、竜門社(現:公益財団法人渋沢栄一記念財団)が渋沢栄一の傘寿(さんじゅ、80歳を祝う)と男爵から子爵への陞爵(しょうしゃく、爵位が上がる)を兼ねた祝いに贈られた建物。
完成目前に起きた関東大震災により工事は一時中断されたのち、震災の経験を生かして再開。
「論語」等、多くの漢籍・書籍や、徳川慶喜伝記編纂のための資料を収蔵することを目的としていたものの、収蔵予定の書物は震災により保管先で焼失してしまったそうです。
建物の完成後は専ら接客の場として使用されたそうです。本の無い書庫
青淵文庫外観

個人所有の書庫として建てられたのでしょうけど、堅牢そうで美術館の様な雰囲気も感じます。

テラスに上がる前に、


建物の裏手に回ってみます。

せり出した「柱」が格好良い。こういう建築をなんというのでしょうかね?

「柱」の中は1階と2階を行き来する階段でしょうか

テラスから玄関へ

テラスの方に戻ってきました。



窓枠を飾るタイルと

レリーフ、ステンドグラスに見入りますね。




此方が入り口

入り口ドアを開けて正面。
職員さん(案内員さんと言うのがいいのかな?)が待機してる部屋。もしかして元厨房だったりして。
職員さんは親切で丁寧な印象でした。(警備の人も)


館内最初の部屋(?)、ロビー
館内の写真撮影できます。
(フラッシュの使用、動画、商用利用は禁止。正確なことはお問合せをお願いします。)
ロビー

手前の大型モニターでありし日の渋沢邸の写真や解説を見れます。


「青淵文庫」と「晩香盧」の設計者田辺淳吉 像


入って来た方

閲覧室ステンドグラスレプリカ
雫 真由美 氏製作 平成15年
中央部分は渋沢家の家紋をモチーフに、柏の葉、その周りに どんぐりの実、唐草、雲を配して、柏の中央には「壽」(じゅ。歳、命、長生きの祝い)という字をデザイン化して重ねてるそうです。
左右には龍が配されてます。
(青淵文庫で頂いた解説チラシによってます)

2階は立ち入れませんね。

階段、手摺り等、滑らかな捻り。

なんだか艶かしくて見惚れます

階段の向かい側、閲覧室に行ってみます。
閲覧室






ステンドグラスは正方形のデザインに見えてしまいますけど、両脇の龍の描かれた部分がカーテンに隠されてますね。(外、テラス側から見れます)


柏の葉とどんぐりの実をデザイン化した装飾タイル。
青淵文庫で頂いた解説チラシによりますと、
「泰平タペストリータイル」という工房の製作で全工程手作業で造られているそうです。
使用枚数は2700枚だそうです。








壁面(腰板部分)に嵌め込んである感じのこれ、何だと思います?

中にソケットみたいなものがあるのですけど、
青淵文庫で頂いた解説チラシによってますと、電気ストーブなのだそうです。
暖炉のイメージでしょうか。室内に2つ設置されてます。


照明を真下から。

扁額は渋沢栄一による揮毫(きごう。渋沢栄一が書いた字)だそうです。

そういえば、青淵文庫の「青淵」って何ですかね。
「青淵」は雅号。
1857年(安政4年)頃、渋沢栄一が当時住んでいた家(現:埼玉県深谷市)の下に淵があって、「淵上小屋」と呼ばれていたそうです。
それにちなんで、栄一の従兄で学問の師、尾高惇忠によりつけられたそうです。

開閉時に重々しい音を発しそうな扉ですね。

こんなところにも装飾タイル
資料室


もう一つ見学できる部屋は資料室です。









部屋ごとにデザインの異なる照明ですね。

此処までご覧下さいましてありがとうございます。
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あっぺんでっくす 散歩途中のお昼ごはん

旧渋沢庭園をぶらぶらする前に、お昼ごはんにしました。
遊具のある広場と旧渋沢庭園の間のスペースに

「飛鳥山公園れすとらん館」があります。

カフェ&レストラン「APRON MARK」エプロンマークです。
飛鳥山公園散策中にお腹が空いたので、ふらりと立ち寄ってのお昼ご飯にしました。
立ち寄った時間は、「お昼ご飯の時間帯」も終わりかける14時近い時間でした。
テーブル席は満席の様に見えましたけど、慌ただしい感じはありませんでしたね。

一人でしたからカウンター席に案内されました。店員さんの接客、丁寧に接してくれます。
写真はお店のメニューBook
各メニューのページにはレシピを考案したシェフの紹介もされてます。
なんの予備知識もなく立ち寄ったのですけど(大抵、何処行ってもそんな感じ)、有名店のトップシェフ考案のレシピで提供される、「トップシェフによる賄い」のランチ。
というコンセプトなのですね。
16時までランチの時間で、17時以降がディナーの様ですね。

オーダーしたビールがランチの前に来ました。いい感じの冷たさ何ですけど、食べ終わった後に口にした時にも緩い感じがしなかったのはタイミングの問題かな。
店内の様子は、カウンター席からは厨房の様子も見れますから、そこはかとなくダイナーの様な雰囲気も感じます。
テーブル席の方は、大きな窓から差し込む日差しのおかげか開放的な雰囲気の様です。
(カウンター席から見た感じで話してます。満席の様子でしたから、店内の写真撮影は控えました)
口コミを見てると評判の良いお店の様です。わかります。

ランチ来ました。いただきます。
正直言いまして、この時点で記事にしよう、という意識は希薄でしたのでメニュー名を失念してしまいました。
(「チェダービーフチーズライス」かな。すみません (^◇^;) )
ご飯にカレーやハッシュドビーフの様にチーズ(チェダーチーズ)がかかってる。
お気に入りのお店になりそう。家族で訪れる予定です。

休日はお店に入れるまで並びそうなイメージありますね。(わからないけど)
飛鳥山公園APRONMARK(エプロンマーク)トップシェフレシピのカフェレストラン
ランチ時間 11:00~16:00
ディナー時間
火・水・木・日曜日 17:00~21:00
金・土曜日 17:00~22:00
定休日 毎週月曜日、第一・三火曜日
お店の公式サイトはInstagramアカウントの様ですね。
「食べログ」からもお店のことを知ることができます。
「食べログ」飛鳥山公園エプロンマーク トップページ
最後まで見て頂きましてありがとうございます。
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次回予告
飛鳥山公園・旧渋沢庭園については、他にも観てきたスポットがあります。
次回ではないかもしれませんけど、いずれまたご紹介したいです。

旧渋沢庭園・晩香盧

飛鳥山下跨線人道橋
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