

伝説的6輪のフォーミュラ1マシン Tyrrell P34(ティレル、もしくはタイレルP34)が期間限定展示されているということで、
東京都港区新橋のタミヤ プラモデル ファクトリーを訪ねました。
訪ねた日:2025年6月5日
写真:えふゆ 無断転載厳禁
Tyrrell P34の特別展示は、TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO(新橋)の1周年特別企画イベントの一つの様ですね。
展示期間は2025年5月27日から6月30日まで。
当記事の作成は2025年6月です。
そもそも「たいれる6輪エフワン」って?

かつてF1世界選手権に参戦していたイギリスの名門F1チーム「ティレル」(Tyrrell)が1976年に製造・出走させたF1史上唯一(レースに出走した、という意味で)の6輪のマシンですね。

(↑)展示車両の傍らの短い解説。
当サイトは車・レース専門サイトではないので、このくらいの解説で十分ですよね。(そもそも えふゆは、好きでだけど詳しくない)
Tyrrell P34 SIX WHEELER タイレルP34シックスホイーラー
F1史上初めての6輪車として1975年9月にお披露目される。
空気抵抗減少、ブレーキ性能と操縦性の向上を目的に、前に4輪、後ろに2輪という特異なタイヤ配置を行ったそうです。
実戦投入されるのは1976年5月の第4戦スペインGP。(パトリック・ドゥパイユの1台のみ、予選3位、決勝リタイア)
同年6月の第7戦スウェーデンGP でワンツーフィニッシュ(優勝 ジョディ・シェクター、ドゥパイユ2位)
1976年のコンスタラクターズ・チャンピオンシップ3位、ドライバーズ・チャンピオンシップ、シェクター3位、ドゥパイユ4位にランキング。
奇抜な見た目とは逆に、堅実でまずまずな成績を残したマシンのようですね(初年度は・・・)。
ちなみに「タイレル」とは、日本人ジャーナリストによる「ティレル」の誤訳、という話をF1関連書籍で読んだ記憶があるのですけど。
1976年に日本で初めて開催されたF1日本GPでは、車体に「Tyrrell」と施されるチーム名を「たいれる」とマーキングされてましたね。
photograph ティレルP34

新橋駅 烏森口から徒歩約6分、赤レンガ通りと新虎通りが交差する角にあるオフィスビル1階に、


オフィスビル1階の新虎通り側の面、全部タミヤ

新橋に開店して一周年なんですね。
関心はあるものの、初めて来ました。

写真や映像でしか観たことないものが。
(とは言っても、関係者でなければ、そうそう間近でレーシングマシンって観れないよな、P34に限らず・・・)

このgalleryスペース、誰でも気軽に立ち寄れる雰囲気がいいですね。

こんなアニメに登場しそうなマシンが実際レースしてたなんて。
(「アローエンブレム グランプリの鷹」(1977年)というTVアニメでは8輪F1が登場してましたね。プラモデルはバンダイから発売されてましたっけ)

空気抵抗を考えて、スポーツカーノーズに前輪を”隠す”ためにタイヤを小さく、されどグリップ力は維持したいので、タイヤを小さくした分、数を増やした。ということですね。


この角度から、格好良い。

ドライバーがコックピットから前輪の様子を確認するための「窓」が設けられてます。
逆に観る側からは、ドラバーの動きが見える、と評判だったとか。

1975年にロンドンでお披露目された時、被せていたベールから前輪が現れた瞬間、会場では失笑が漏れたとか。
実際、まじまじ眺め続けてると、実物大の変な格好の車のおもちゃを見てる気分に一瞬なってしまいました。

GOOD YEARに製造させた特別な専用タイヤなんですね。

当時、大抵のチームのマシンが搭載していたそう。フォード コスワース DFVエンジン。

リアタイヤは他チームと同じ通常のもの。
通常のものでも、初めて見る。







1/20スケールのプラモデル。
1976年日本GP仕様と1977年モナコGP仕様。
(正直なところ、えふゆは細かな仕様違いを説明できるほど博識ではないです)

「1/20グランプリコレクション」シリーズの第1号商品が「タイレルP34」でもあるそうですね。
発売は1977年のロングセラー商品。
もしかして、タミヤにとってもP34は特別なレーシングカーなんでしょうか。

こちらも一周年特別企画。店舗内にティレルとタミヤの関係を紹介する写真パネル。

此処までご覧下さいまして ありがとうございます。
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当記事作成の参考文献となりました。まるまる一冊P34
GP Car Story Vol.26 ティレルP34 [電子書籍版] 三栄書房
ちなみにもう1冊参考にしたのは、
「F1 チャンピオンシリーズ TYRRELL ティレル」CBSソニー出版 1990年12月8日発行
CBSソニー出版は、既に廃止・商号変更してるので、こちらの本は絶版と思われます。
TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO 店内点描

P34が展示されているスペース隣にはカフェスタンドがありますね。
店内もまた格好良い空間でした。
所在地
〒105-0004 東京都港区新橋4丁目3−1 新虎安田ビル 1階
公式サイト



店内は9つのエリアに分けられる様ですね。
P34が展示されてる処とカフェスタンドのエリアは「cafe & gallery」エリアなのかな。
AからFのエリアはジャンル別に商品が置かれてます。

細長い店舗内を何も無い四角い空間が貫いてますね。


「cafe & gallery」(と勝手に言ってます)の隣エリア。お会計は此方。


店内全体が洗練された工場の様な雰囲気ですね。(プラモデルファクトリーって店名だった)
店内観て歩くだけでも、わくわくします。

勤め先や自宅の近所にあったら、ほぼ毎日寄ってしまうかも。

手前が「工作セット」、その隣が「ミニ四駆」エリア。
さらに奥がイベントスペース。
「工作セット」ちょっと懐かしい。

一休み。
最後までご覧下さいまして ありがとうございます。
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